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ミンキーモモさんがお亡くなりになりました。

 
いや、実はフィクションの話。
実際に死んだわけじゃない。
劇中では死んだけれど。
でも、この「ミンキーモモの死」ほどに衝撃的な、
仮想世界での人間の死というものに、
私は出遭ったことがない。
あの「無敵超人ザンボット3」や「さらば宇宙戦艦ヤマト
でさえ、そのインパクトは「ミンキーモモ」に遠く及ぶものではない。
そのくらいすごかったし、リアルタイムで見ていた私はショックを受けた。
夕方から放送されている魔法少女もので、まさかこんなことをやるとは……。
ただ、私がショックを受けたものの正体とはそれではない。
モモの死は、我々人類の原罪を一手に引き受けたがために起きたものだったのではないかという気がしたのだ。
モモは、地球人類に夢と希望を与えるためにフェナリナーサからやってきた。
人間たちが夢や希望を持ったとき、おとぎの国、夢の国であるフェナリナーサは地球に戻ってくる、
という設定である。
ところが物語が進むにつれ、どうやってもフェナリナーサが地球に戻ってくる気配がなくなっていくのだ。
魔法のプリンセス ミンキーモモ」の世界はフィクションでありながら、
我々実在の人間が生きているノンフィクションの世界と、ある意味似ているのである。
 
魔法を使う女の子がやってきました。それによって人々は夢や希望を持つようになりました……。
現実世界で、そんなことがありえますか?
おそらくないと思います。
魔法少女が現れたところで、人間は変わらないし、世界も変わらないでしょう。
「人類全部をニュータイプにする」と言っても不可能でしかない世界と相似形なんですよ。
だから、そういう部分では「ミンキーモモ」の世界はリアルです。
もし「ミンキーモモ」の世界がこの現実世界を映し出しているものだとして、
夢や希望を持つことを忘れてしまった我々のせいで、誰かを押しつぶし、
死に追いやっているということはないのだろうか?
そういう疑問が、常に頭をよぎります。
世の中の夢や希望を奪っているのは誰なのか? それは自分自身ではないのか?
そう思うと、「ミンキーモモ」が単なる寓話やその類のお話で済まないような気がして、
初回放送から30年近くが経つというのに、未だに心の中にある「何か」を解決できずにいます。
 
たかがアニメ。だけれど、何かを考えるきっかけを与えられたということでは、
この作品を超えるものはほぼ皆無ではないのかとすら思う。
 
「だって夢や希望は自分が持つものでしょう? 人からもらうものでも人にあげるものでもないわ」
 
重いね、このセリフ。
うん。