ガンダムの基本を押さえつつ、新しいことに挑戦しようという意欲作だったのかもしれない。
ZZがなくても逆シャアとかは見れるのだが、そこに何か物足りなさは感じてしまう。
福井晴敏はうまいこと物語を作るにあたってのピースを用意したなあと、
テレビ版UCを見たタイミングでは評価できる。
世間的にどうであろうと納得できなければ納得できる方向へもっていく、主義主張の在り方は好ましい。
すでに述べられていることではあるが、彼は旧作の「さらば宇宙戦艦ヤマト」に対して
批判ともとれる(というかどう考えても批判だろう)短いコメントを出している。
もしかしたら2202は、世間の期待を見事に裏切り、私の期待を見事に叶えてくれる作品になるかもしれない。
ガンダムに関して言えば、ファンが望む作品の提供は、本当ならトミノがやるべきだったのかもしれないが、
トミノがやらないのならフクイがやってもいいのである、と思う。
でもプルに「萌え」なんて感じてなかったし、今から思い返してもあれは萌えじゃなかったよ。
そんな単純な二元論で語れる作品じゃなかったと思うんだがなあ、ZZは。
『機動戦士ガンダムZZ(ダブルゼータ) 』& 『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』 プルFile ~エルピー・プル/プルツー/マリーダ・クルスから見る宇宙世紀~
- 作者: ライブ
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- 発売日: 2016/10/27
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