2008年のモーニング娘。の活動は、芸能としては非常に充実したものだったように思う。
ただ歌謡という面からすると、今ひとつな感があり、
それゆえに紅白落選という結果が出てしまったのも、ある意味仕方がない。
ところで散見された意見があった。
「OG入れて『LOVEマシーン』歌わされるなら出ないほうがマシだ」
……安心してほしい。そんなこと誰も望んでいないから。当のNHKでさえも!
世間の認識は、いまだ「モーニング娘。=『LOVEマシーン』」である。
が、勘違いしてはいけない。
今のモーニング娘。に「LOVEマシーン」を歌えということではない。
当時、あるいはそれに準ずるメンバーに歌ってほしいというのが
おそらくは世間の総意であるし、NHKの意向でもある。
酷いようだが、今のモーニング娘。は全然お呼びじゃないのだ。
もちろん個人的に今のモーニング娘。は好きだし、
「モーニング娘。」という名前はなっちやまりっぺのものではなく、
もはや現在のメンバーである彼女らのものだと思っている。
しかし、それと世間さまに訴えるものがあるかどうかはまた別なのだ。
個人的なことを書かせてもらえば、私の望む「LOVEマシーン」は3つの条件をクリアしなければならない。
これを満たしていなければ、それは私にとってニセモノである。
だからOGと現メン混合で「LOVEマシーン」を歌うとか、本当はあってはならないのだ。
となると……現メンが歌える歌がないわけだが……それは仕方がない。
もっともそれについては彼女らが悪いわけではなく、ほとんど過去の遺産にすがってきた事務所の怠慢だ。
これこそモーニング娘。の曲だ!というものを一刻も早く提供してやることこそが大事なのではないのか?
……裏で書きたいこともあるが、それは角が立つのでやめておく。