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夢ならば

楽宴からの転載です。
 
シングルCDの作り方には様々な手法がある。
メイン曲とカップリング曲とのバランスを考えるのは
よくあるやり方だが、
一聴して似ていない曲を並べることで、
そこに新たな空気感を作り出すのも、
またひとつの手法であろう。
このCDは「夢ならば」で生まれた世界とその余韻を、
うまくカップリング曲で増幅することに成功している、
ある意味で稀有な存在である。
CDの評価というのはとかくメイン曲の評価のみで終わりがちだが、
今回は特にふたつの曲を並立させてみせなければ成り立たないように思えるのだ。
 
「夢ならば」、もしかしたら、私は安倍なつみにこういう曲を歌ってほしいと
ずっと思っていたのかもしれない。
そのくらいに自然さを感じたし、曲の情景が思い浮かんだ。
個人的には「抱(いだ)きしめて」という詞が、日本語の語感的に引っかかっているが、
そんなことは瑣末なことに過ぎない。
「夢ならば」、これは誰にあてた言葉なのだろう?
「幸せでいてね」、これは?
どこかの誰に?
とんでもない。幸せであるべきなのはなっち自身だ。
少なくとも私はそうあってほしいと願っている。
 
続く「空 LIFE GOES ON」へのつながり方が、何とも言えず絶妙である。
単独で両方を聴いたら、恐らくはこの感情は生まれなかったに違いない。
先に述べたように、前曲の余韻を打ち消すことなく、すんなりとこの曲の世界へと導いてくれる。
あえて触れるが、なっちにとっては前作から今作リリースまでの間に様々な騒動があった。
でも、そんなことは遥か昔のように思えるし、
あるいは起こらなかったかのようにも感じられる。
それは2曲ともが幸せ感に満ちているから。
たぶんこのCDが聴き手にも、そして歌い手にも暖かな波動を与えてくれるから。
きっと、つんくのモチベーションも高まったなかで紡がれたのではないだろうか。
日々の暮らしに疲れたとき、きっとこのCDは色々な癒しを与えてくれるに違いない。
 
きっとこれは「22歳の私」の直系の子供といえるCDだろう。
それはとても安倍なつみらしいという意味で……。
 
そして、こんな曲を表現してくれたなっちが、とても愛おしい。
なっち、ありがとう。
愛しているよ。