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と言っていたのは3年くらい前か?(エルガイムについて)

その通り名は『ダバ・マイロード』。
そいつの乗るホワイトマシンが重戦機エルガイム
星が走る、野望が走る、お色気さえも走りきる。

『重戦機(ヘビーメタルエルガイム

かつて愛した作品だった。
今はそれほどでもないが、この作品のことを思い出すと、
熱くたぎるものが甦ってくる。
エルガイム』の放送当時、私は本当にダバやキャオ、
アム、レッシィと同年代だった。
仲間と語らい、熱く燃えていた。
ギワザやアマンダラのような大人にはなるまいと、固く心に誓っていた。
それがどうだ?
気がつけば、そのギワザやアマンダラ……いや、ポセイダルとなっている自分がいる。
どこでこうなってしまったのだろうか。
それとも人間は、そうならざるを得ないものなのだろうか?
しかし私はそれを後悔はしていない。
アマンダラなれば、アマンダラなりの生き方があるはずだと思うからだ。
もしかしたら、私は今女性を弄ぶようなことをしているのかもしれない。
それこそアマンダラの生き方ではないか。ただし悪い意味でだが。
 
数年前、私は『少女革命ウテナ』という作品にはまった。
メインスタッフが『セーラームーン』という作品から流れてきたせいもあったのだが
……それよりも、この作品の持つ『匂い』に惹かれたのかもしれない。
王子、統治、妹、支配者、世界、友情、裏切り、永遠……。
あまりに共通項が多いと思う。
ウテナ』の中に、なぜか私は『エルガイム』の遺伝子を見ていたのかもしれない。
いや、もともとあの手の話が好きなのだという可能性もある。
 
エルガイム』は、若者の反抗の話であったかもしれない。
しかし私はそこにいつしか違和感を覚えるようになっていた。
若者の反抗と言いながら、実際にはそれを作っているのは当時の自分にとってのオジサンたちだった。
変に泥臭いところも気になっていた。
作品としての完成度はといえば、決して高くはないと思う。
放送終了後発売されたムック本の中で誰かが言っていた、『「エルガイム」は傑作になる可能性を秘めた話だ』と。
いや、今探せば件の言葉を誰が言ったのかはすぐに突き止められるが、それはしない。
ただ、可能性を秘めながらも、それをある高みにまで持っていくことができなかったのは事実だろう。
だからLDボックスが出たときには、それを買うことはしなかった。もちろんDVDボックスも然りである。
このままなら、私の中で『エルガイム』はただ朽ち果てるだけだったろう。
実際そうしようと思っていたところだったのだ。
その状況を一変させる作品に出会えたのは僥倖であったと思う。
 
ここに一冊のマンガがある。
スタジオDNAの発行、白石琴似氏による『重戦機エルガイム■アンダー・ザ・サンズ』という。
正直面白いと思ったのだ。
もちろんページ数の関係で描ききれていないところもあるし、
原作アニメを知っているからこそわかるのだという部分もあるに違いない。
それでも、あの『ドリーマーズ・アゲン』に何か釈然としないものを感じた人間なら、
きっと何かを見つけられると思う。
そういう作品なのだ。
考えてみたら、期せずしてこの作品は
ダンバイン』に対する『オーラバトラー戦記』の立場にいるのではないのだろうか。
ダンバイン』にしろ『エルガイム』にしろ、
視聴当時は熱狂していながらその映像作品を手に入れていないという点は共通している。
金を出してまで見る気にはならないのだ。
いや、別の言い方をすれば『金を出して見てはいけない』作品に、私の中ではなっている。
思い出はウツクシイままにしておきたいという気持ちもある。
いろいろと複雑なのだ。
 
もし今『オーラバトラー戦記』と『アンダー・ザ・サンズ』がアニメ化されることが万一あるのなら、
私はおそらく見ると思う。
いや、見てみたい。
そういう作品である。
設定に関して言えば、昔のアレのままでやってほしいと思う。
キャストも極力昔のままでお願いしたい。
ただひとつだけ注文があるとすれば、アマンダラの声であろう。
ぜひとも小杉十郎太氏を起用していただきたいものである。
小杉氏といえば『ウテナ』では"世界の果て”こと鳳暁生を演じている。
永遠の、王子の力を取り戻すため、妹をダミーに仕立てて、人々を操っている。
いや、彼はもしかしたらダバ・マイロードのなれの果てかもしれない。何しろ元『王子様』なのだから。
ついでに言えば『ウテナ』にはアムとレッシィも出ている……って、それはボイスキャストだっ!
 
なんだよ、おれが『ウテナ』にはまったのって、そういうことだったの?
……そればかりじゃないけどね。
 
『アンダー・ザ・サンズ』のどこがいいのかを、もう少し書いてみよう。
アムとレッシィがわかりあっているのがよいと思う。
見苦しくケンカをしていないのがよいと思う。
ダバの乗るのが、あくまでエルガイムマークIというのがいいと思う。
ヌーベルディザードが出ないのがよいと思う。
(つーか、今川氏の演出のせいで、ヌーベルディザードって役に立たないHMっていうイメージが強くてさ……)
サムイギャグ的展開がないのがいいと思う。
ラストがいいと思う。
 
これ以上書くとネタバレだよなあ。
 
最後にひとつだけ。
昔はレッシィが最愛の女性でした。
今はそうじゃないんだよ。
人間って変わるものだな。
うん。
 
 
……とまあ、3年前はこんなことを言ってたのさ。