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「好きすぎて バカみたい」

のっけから言ってしまおう。
1曲目のノーマルバージョンは問題がある!
いや、これで十分許容範囲内だという方も
いらっしゃるであろうことは承知している。
だがDEF.DIVA――最高の歌姫――を名乗るからには、
これで満足してしまってはいけないと思うのだ。
 
実は当初、各人が異なる個性をぶつけ合う
「ブロークン・コンソート(異種楽器合奏)」になることを
期待していた。
だが実際に出来上がったものを聴いてみると、
普通の「アンサンブル」に着地したという感じだ。
それは仕方ないだろう。
私見だが、改めて聴くとこの4人、かなり声質が似ているのだから。
例えれば、弦楽器三つに管楽器がひとつといったところだろうか。
もちろん聴いていて判別できる程度には違うのだが、
それでも声の違いが生み出すコントラストは、決して強いものではない。
どうしても声に特徴のある石川パートが前面に出てしまいがちである。
あとの3人は声の個性を殺しあっているかのようだ。
ビジュアルで言えば同系色のみで絵を描いている、といったイメージである。
 
1曲目は、ボーカルがそんな状態になっているところに、濃厚な背景色を加えているのである。
オケ自体は決して悪いものではないと思う。
しかしボーカルとの間にミスマッチを生じているのだ。
 
ならばどうすればいいのか。
背景を軽めにしてやれば、対象物が引き立つのである。
伝え聞くところによれば、つんく♂Pは「これでもいいが、もっと良くするため」に
作業を行ったという。
その結果が2曲のリミックスバージョンではないかと推測しているのだが。
 
そんなこともあって、少々路線をはずしてきたリミックスバージョンのほうが、
実は各人の個性を味わうには最適ではないかと思う。
料理でいうなら、1曲目のノーマルバージョンはこってりソースのかかった肉料理のようである。
しかし、この場合は塩だけの味付けとか、レモンを絞っただけ、わさびと醤油で食べる
といった感じが似合っていそうだ。
バックのオケの比重が少なくなるにしたがって、濃厚な肉汁の味が楽しめるという印象である。
「生食派」は、ぜひ2、3曲目を中心に堪能していただきたい。
それこそがこのディスクの真価だと断言したい。
恐らくマスメディアで取り上げられるのは1曲目だけだろうから、
これはCDを買ったファンだけが味わうことができる特権なのだ。
2曲目の「CRAZY J-G JAZZ リミックス」は、よりカッコいい曲に仕上がっているし、
3曲目である「女王リミックス」はよりボーカルを聴かせる出来である。
特にラストは鳥肌ものと言ってよい。
あの部分がライブで聴ければ本望だ。