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物語は全て同じ時間軸でなければいけないのか?

たとえば松本零士作品。
はっきり言うけれど、「宇宙海賊キャプテンハーロック」と「銀河鉄道999」並立の時点で、
もう世界観の統一を行うことに無理があったでしょ?
ハーロックというキャラクターに関してはいろいろと物語があるけれど、
それのみに限っても、ひとつの時間軸線上に配置しようというのはおそらく不可能です。
松本零士は常々「私の作品はすべてリンクします」と公言しているけれど、
この「リンク」っていうのが曲者で
……個人的には「関係がある」「どこかで共通点がある」レベルの認識が正しいんじゃないかと。
ひとつの作品世界が円で表現されるとするなら、その円がふたつあったときにぴったりと重なるかといえば
……たぶん一部分しか重ならないと思う。
そういう一部分の重なりを指して「リンク」と呼んでいるのではないかと思うんだけど。
だから「宇宙海賊キャプテンハーロック」、「銀河鉄道999」、「わが青春のアルカディア」、
ニーベルングの指輪」等々、これらはすべて同一時間軸上にない、と思います。
ちょっと時間的にずれていそうな「大海賊ハーロック」や「宇宙戦艦デスシャドー」とかは
どういう扱いになるのか微妙だけど。
ガンフロンティア」も単純に「ハーロックのご先祖」で済ませてよいのかどうか……。
 
再開後の「999」に宇宙戦艦ヤマトの試作艦が登場したとき、
ガミラスと戦闘やってるときに、あんなもの作れるわけないだろ!」
「試作艦がなんで波動エンジン積んでいるんだよ!」
などと文句を言った人が多数。
……あのさあ、アニメの「宇宙戦艦ヤマト」と松本零士の持っている世界観に基づいた「宇宙戦艦ヤマト*1とが
まったくの別物であるということ、わかっていらっしゃいますか?
アニメの「ヤマト」は松本零士の意向が完全に反映されたわけでもないし、
ましてや全責任を持たなければいけない作品でもない。
松本零士流の「俺ヤマト」があっても別にかまわないでしょうが。
それに古代守がキャプテンハーロックであることに抵抗を感じる人が多いようだけど、
古代守=キャプテンハーロック
ではなく
古代守∈キャプテンハーロック
だということがわかってないでしょ。
特にヤマト右翼で松本作品に興味のない連中!
この連中に説明するのがめんどくさい。
ていうかさあ、なんでこの程度のことが理解できないの?*2
現実の歴史じゃないんだよ?
いや、現実の歴史でさえ、個人の思惑や妄想の入り込む余地が大幅にあるから面白いんじゃないの。
井沢元彦の歴史本見たことないのか?
せめて「ミライザーバン」と「漂流幹線000」くらいは読んでくれよ。
あと「四次元世界」の「海軍拳銃1851」かな?
さらに言うなら、再開後の「999」が以前の「999」の絶対的な続編であるという保証もないんだよ?
シティーハンター」に対する「エンジェルハート」の立場にある作品かもしれないんだぜ?
もっとも、それを判断するのはファンひとりひとりだけどね。
 
たまには毒を吐きたいときもあるんだよ……。
作品をどう解釈しようと、それは個人の勝手だよ。
だけど、自分の解釈が絶対無二のものとしか捉えられず、それに作品の主張が合致しないからといって
作者を「アイツは終わってる」呼ばわりするのは、最低の行為じゃないか?
違う?
 
ついでに、「自己犠牲の美しさ」と「美化された自己犠牲」は、全く似て非なるものだろう?

*1:たとえばサンデーコミックス版

*2:私はシャアのつもりはありませんが、こんなこと書いてるとシャアの気持ちがなんとなくわかるよ。