- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2001/03/25
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これはいつ買ったのだろうか?88年夏?89年夏?「帝都物語」のLDボックスも同時に買ったので
……わからんなあ。
さすがに画像は劣化していて、スケーラーの補正機能で何とか鑑賞に堪えるというレベルなのだが、
音声はほぼ劣化なし。
だけどホントに、偶然にしろバブルの時期にこんなアニメ作っちゃったっていうのが。
とにかく「男というのはこういう生き物なのだと思いなさい!」と富野カントクがNewtypeで言っていたっけ。
ファーストもすごいっちゃすごいんだけど、「逆シャア」もある意味すごくて。
そりゃあ安彦良和の描く原画がやってる演技に比べると表層的だという印象だが、
たとえば政治家や役人に対する印象って、この頃からほとんど変わっていない。
そういう風刺が今でも通用しかねないというのは、ある種、問題だろうね。
結局シャアはアムロとの決戦を企んで敗れるわけだが、そのために
「地球に残った愚民に叡智を授けること、それができないのならいっそ滅ぼしてしまえ」という
非常に極端な論理で隕石落としで、地球に核の冬をもたらそうとする。
はっきり言えば、アムロは私にとって邪魔な存在としか映らなかった。
なぜ地球を滅ぼしてはいけない?
かつて「ウルトラセブン」で「こんな狂った星、侵略する価値があって?」と
言わせてしまったような存在じゃないか。
いや、そんな中でも必死に生きている人はいるのだろうが……。
どうやったって地球は消えないのだろう?
だったら私が消える方法を考えるのがよいことではないのかな?
「死んだら多くの人に迷惑がかかるからやめろ!」という人間がいる。
だが、私が生きているほうが、より多くの人間に迷惑がかかっている!
簡単な算数だ。迷惑かけるなら、数は少なく、しかも身内だけのほうがいい。
人の命なんて安いじゃないか。生命保険の額を見ればわかるでしょ?
それとも逃亡して、一回ホームレスにでもなってみようか、吾妻ひでおのように?
そうしたら考え方が変わるかも。
自分でもどうすればいいのか、まったくわからない。