マンガを読んでいた。
「なんてっ探偵アイドル」全18巻。いやあ、疲れたのなんの。
芸能人とファンとの距離なんて、こんな感じじゃないのかな?と思いつつ。
特に17〜18巻あたりを読んで、免疫つけておいたほうがいいような人間もいるようだし。
そういえば昔、こんなことを書いていたのだ。
「なんてっ探偵アイドル」終了
説明しよう。
「なんてっ探偵アイドル」とは、ヤングサンデーで最近まで連載されていた
マンガのタイトルである!
まあそれはさておいて。
このマンガはアイドルマンガという側面もありまして、
アイドルに夢中になるファンの心情が語られていたりもするのですが、
ちょっと理解できない……というより、もう忘れてしまった感覚の描写があったのです。
「少しでもアイドルに近づきたい」「アイドルに自分という存在を覚えてもらいたい」
それがファンの心理なのだと、同書では描かれています。
うーむ。
ハタチ前後の頃の私はそういう思いはありました。
とあるお方を追いかけて、顔を覚えてもらえちゃったり、ファンレターの返事を貰ったり
……なんてこともありましたっけ。(遠い目)
でもなあ、今はそんな気持ちは全然ないんですよね。
30過ぎたせいかもしれないんですけど。
確かにね、ごっちんとかあややとかダブルユーとかのライブに行って席が前のほうだと
うれしいですよ。
しかし、それはステージが近くで見られるのがうれしいのであって、
自分という人間をアピールできる位置にあるから、という発想からではありません。
そういうのは、とうの昔に抜け落ちてしまっています。
私は十把一絡げのファンの中の一人でいいじゃんと思っています。
オレみたいなのでも一人いれば賑やかしになって、「あ、ファンの人がいる」って
向こうから思われて、いいステージを行う励みになるんじゃないの?
――という感じですね。
ひとことで言うと「ぬけがけをする気はない」し、「ひとりだけ目立つつもりはない」。
それとうちの近辺でライブがあったときは、
「地元民のメンツに賭けて、盛り上げてやる!」とも思います。
いい気持ちでいいライブをやってもらって、気分よく帰ってもらおうと。
それが地元民の義務だ!心意気だ!……なんか違う?
「自分が楽しいこと」よりも「ステージ上の人たちに楽しいと思わせること」を
優先したいと、私は思っています。
たとえばごっちんに、たとえ決まり文句であろうとも「今日のライブ、サイコー!」と
最後に言ってもらえるのが無上の喜びです。……マジかいな?>オレ
自己満足だといわれれば、それまでですが。
でも、読んでみて損はしないだろうと思う。