※このページはGoogle Chrome、uBlock Origin、画面サイズ(ピクセル)1920×1080、色温度9300Kで表示確認をしております。

※本文中の画像に関しては、制作会社、肖像権者、テレビ局、所属事務所等に著作権があります。

※本日記での画像使用は著作権の侵害を意図したものではありません。

※登録内容に問題がある場合は、プロフィールのアドレスまでご連絡ください。(こちらの状況によって返信が遅れる場合があります)

※「名無し」、「通りすがり」等の捨てハンでメッセージをいただいても基本的に削除します。

※意味不明なコメントをいただいても承認しません。

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーション(アフィリエイト)を含みます。ご了承ください。

●This page has been tested with Google Chrome, uBlock Origin, screen size (pixels) 1920 x 1080, and color temperature 9300K.

●All images in this document are copyrighted by the production company, portrait right holders, TV stations, and their offices.

●The use of images in this diary is not intended to infringe any copyrights.

●If you have any problems with your registration, please contact me at the address in my profile.

(Reply may be delayed depending on the situation here)

●If you send us a message with a "nameless" or "just passing by," we will basically delete it.

●Comments that cannot be determined to be of normal mental status will not be approved.

●This blog contains promotional (affiliate) links to products and services. Please be aware of this.

「太平記」第39話「顕家散る」

京を手中にしたかに見えた尊氏に対して
最後の強敵・北畠顕家が奥州から攻め上ってきた。
このまま北陸に位置する新田義貞と合流して
叡山を経由し京へ向かうかと思われたが、
彼が向かったのは父・北畠親房のいる伊勢であった。
顕家はつぶやく。
「この頃、十に一つ、矢が思うように当たりませぬ……」。
神仏の加護ありて、天才的な弓矢の腕を尊氏に見せ付けた、
かつての顕家。
だが彼をして、そう弱音を吐かせるほどに、転戦に次ぐ転戦は、彼の身も心も疲れ果てさせていたのである。
大敗を喫した足利軍は、再度攻撃を開始、顕家の主力ではなく本隊を突くことに成功する。
わずかの兵しかいない本隊の中、己れの弓の弦が斬られるのを目の当たりにした顕家。
そのとき、顕家の胸に突き刺さる足利軍の矢。
二十騎あまりの兵とともに和泉へと落ちていく顕家。最期のときを悟り、彼は自らの喉笛に刃を突き立てた。
  
北畠顕家、享年21歳。あまりにも短い生涯であった。
 
これは独り言ですが、最期を描いてもらえるのはありがたいことですよ。
千種忠顕本木雅弘)なんか、台詞の上だけで抹殺されましたから。