「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」について。
(とんでもなくネタバレしている可能性があります)
「アスカ、来日」から「男の戦い」までにあたる部分を
2時間足らずで描こうという、ある意味無謀な映画か?と思いきや、
楽しかった。いや、それだけじゃなく……。
涙……? わたし、泣いてるの?……つーか、第拾九話のところは
何度見てもグッときちゃうんですが。
個人的には真希波・マリ・イラストリアスが活躍してないなあと。
ある意味ではアスカも。
もっとも尺が決まっていて登場人物が増えたら、そりゃあひとりあたまに割ける時間が短くなるのは自明なんで、
しゃーないかとも思うけど。でも「メガネ、メガネ」って、どこの大阪芸人じゃ、おのれは!(笑)
序盤に登場する仮設5号機のくだりを除けば、とても幸せな雰囲気で進んでいくストーリー。
BGMのかなりの部分が「彼氏彼女の事情」に使われたモチーフを流用していることからもそれは明らか。
加えてトウジの妹まで完治して退院するシーンがあるくらいだ。
なのに、例の3号機起動試験をアスカがやったことから不幸の連鎖を描く物語へと変わってしまう。
やはり3号機は侵食するタイプの使徒となってしまい、アスカは精神汚染の可能性があるとかで
最終的には隔離されてしまう。
ダミープラグ搭載の初号機によって破壊される3号機。使徒によって綾波もろとも捕食される零号機。
シンジの怒りは頂点に達し、その感情の行き着く先は……。
(昔の劇場版ではレイが巨大化しても「ふーん」で終わっていたのに、
今回は使徒に食われたことに、なんかショックを感じてしまった。いつの間に好きになったの?)
で、そうか、一応ハッピーエンドだなと思ったところに出てくる最後のシ者!
シンジとレイを取り込んだまま槍に貫かれた初号機の運命は?
やはりネルフは壊滅するのか? そしてサードインパクトは勃発するのか?
次回、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」!(「急」ではない!)
それにしてもだな、やはりよかったのはアスカのプラグスーツTEST版だな(爆)。
アスカ「なによこれ!あちこちスケスケじゃない!」 リツコ「ああ、シースルーね。そのほうが殿方にウケるのよ」 ミサト「いいじゃないの、若いんだから!」 カヲル「どうしたのシンジくん、鼻から血が」 シンジ「……(トントン)」
……「終局の続き」(仮題)やってる場合か(笑)。
いや、でもまさか本当にああいうプラグスーツを出すとは……(笑)。