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「宇宙戦艦ヤマト」年末特別大鑑賞会

あながちこれって間違ってるわけじゃないんだが。→
「さらば」くらいまでは。
案外みんな知らないんだよね、松本零士がプロット書いて
シノプシス作って、絵コンテまで切ってること。
そのあたりは全記録集に載ってないからねえ……。
だからといって、「ヤマト」の原作権がすべて松本零士
あるとは私も思っていませんよ。
ただ、そういった権利を主張できる立場にあるのは確かです。
司法判断とやらもいい加減だなあと思います。
裁判官は本当にわかっているのかどうか。
なにしろテレビ版と映画版をストーリーの骨格が同じだという理由で同じオハナシだと考える人たちですから。
だったら極端な話、「ヤマト」と西遊記は同じ話ってことにならないのかい?と、突きつめればそうなっちゃう。
 
なんでこの時期にこんなことをやるかというと、自分が楽しむためもありますが、
正直、「復活篇」なんていうパチモンを見て「これこそヤマトだ!」などど言ってる人間に、
どっちが本当の「ヤマト」なのかを教えてやろうと思い
……ということでもないですが。
とりあえず、いいところと悪いところは書きます。
いいところはリメイク作るとかそういうときにも生かしてほしい部分です。
悪いところは、次があるなら絶対に直せと、真似するなと思っている部分です。
そういう悪い部分が「ヤマトらしい」とか言われたら、あの当時のスタッフも困惑するのではないかと思います。
とりあえず二日かかるか三日かかるかわかりませんが、全26話、見てみましょう。
(こればっかりやってるわけにもいかないので、途中で中断することもあるかと思いますが、その辺はご容赦)
 

何の説明もなく、地球艦隊とガミラスとの交戦から始まる。
地球側が捕捉したところによると「超弩級戦艦」が混じっているようだけど、
画面上はガミラスの駆逐型デストロイヤー艦しか見えない。
やっぱりそれなりに大きい艦なのだと判断すべきじゃないのかな?
 
沖田の「バカメ」がいかにも松本零士
そりゃそうなのだ、3話までは松本零士藤川桂介が西崎抜きで直接打ち合わせして
シナリオをあげていたのだから。
 
やっぱり絵が虫プロっぽい。
 
火星に横たわるサーシアの絵が秀逸!……って、これも原画は松本零士
どこの手塚治虫だよ!ってくらいにパート1は松本零士の手が入っているのである。
 
宇宙艦に穴が開き、中の空気が真空の宇宙に吸い出される。
その中に乗組員がいるのだが、「待ってくれ!」と言っている眼前で閉まる隔壁! なんと非情な展開!
しかし、それが宇宙空間なのだ!
 
「いいか、古代、ここで全滅してしまっては、地球のために戦う者がいなくなってしまうのだ!
明日のために今日の屈辱に耐えるのだ、それが男だ!」←本当にいいたいことはこっち。
そのあとの「男だったら云々」というのは……匹夫の勇としか。
 
Bパートになって、初めて赤い地球が登場し、例の「無限に広がる大宇宙」が流れる。
(ちなみにテレビシリーズに「無限に広がる大宇宙」なんてフレーズは一切出てきません)
 
木村幌のナレーションと、核爆弾を思わせる遊星爆弾による破壊シーンが、もう何も言えないくらいに……。
 
この地下都市のSEは「ヤマト2」でも使われています。
 
兄の安否を沖田に尋ねる古代。
「どうして兄さんを連れて帰ってくれなかったんですか、艦長!」
ここのくだりが劇場版だと完全にカットされていて、古代は冷血人間として描写される(笑)。
 
沖田艦長も怪我をしていたという島に
「僕の兄さんは死んだんだ、怪我じゃないんだ、死んだんだぞ!」と返す古代。
そうだよなあ、死んだらなあ、と納得するしかない。
 
初登場の森雪が美しすぎる! 折原真帆なんぞ足元にも及ばん!(たぶんここの原画も松本零士
 
スターシアの声は、やはり平井道子さんしか考えられん。
キャンキャンした声じゃなく、これぞオトナ!って感じがいいです。
 
司令の顔が出てこないのは、このときはまだ設定ができていないから、でしょう。
 
ガミラスの戦闘機を追う古代を島がけしかけている。実は熱血漢。
 
この「夕陽を浴びて死んだように沈黙している大和」がまた……フェチ心をくすぐられる。
 
「真赤なスカーフ」最高!
 

古代の手当てをしているのは森雪。でもシナリオ段階では別の看護婦さんだったりする。
このあとヤマトの第1艦橋にも雪はいるので、なんかわけのわからない瞬間移動が行われたかのようなことに
なってしまうのだ。絵コンテの構成ミスかな?
 
ヤマトは大和の中から出てきたのだから、大和より小さいはずと主張する人がいるが、
このエピソードで地下都市から上を見上げると、ヤマトの艦尾部分が露出していることが描写されている。
要は大和より小さいはずなのは地上にあった艦橋その他の部分だけなのだ。
とはいえ、最初にヤマトを見たときには戦艦大和の艦橋が大げさに言えば四畳半状態な狭さだとは知らなかった。
だから第1艦橋もあんなに広いはずがないのだ。
 
ヤマト全体が右に傾いていて、エレベーターもわざわざそれに合わせて傾けてあるというのがなんか嬉しい描写。
 
ガミラス高速空母の艦載機のデザインは、松本零士の談によると新谷かおるに発注したものだとか。
 
「うろたえるな!」と沖田の一喝!
 
補助エンジンで始動するヤマト!
戦艦大和のガワを砕いて中から現れるというのは、今見てもクルものが。
 
さらにヤマトの主砲、三連装衝撃砲の3本のビームが絡み合ってラセン状となり、
第1、第2、第3主砲からの三本が高速空母の中心を貫く!
 
「我々の待ち望んでいたヤマトだ!」
 
デスラー総統」ではなく「総統デスラー」です。
 
1945年の回想シーンに出てくる親子は、「ゲゲゲの鬼太郎」か「デビルマン」のような……。
 
戦艦大和の出撃シーン、西崎が軍艦マーチをつけようとしていたが、松本零士が逆らい、
オリジナルBGMに差し替えさせている。
 
大和艦長が体を縛り付けて大和とともに沈むのは、完全に刷り込まれている。
ちなみに実際の大和はきれいに沈んだのではなく、ひっくり返って主砲塔が脱落、
動力部の爆発によって真っ二つになってしまった。
 
沖田が、ヤマトは実は地球脱出用のフネであったことをここで語る。
 
人類絶滅といわれる日まで、あと364日。
 

  • #03「ヤマト発進!!29万6千光年への挑戦!!」

ここでイスカンダルガミラスが二連星であることがネタバレ。(テロップが入る)
 
冥王星前線基地の通信機がデスラーの顔というのが、当時のヒーローロボットものっぽくて好き。
 
超大型ミサイルは全長1000メートルあるぞ。ホントにデカイ。
 
この頃の雪は気丈な感じでいいキャラだったんだがなあ。誰が男の腐ったのみたいな性格に変えたんだろ?
 
明らかに沖田への不信感丸出しの古代。
 
やっぱりヤマトの全長が265.8メートルってのは不自然すぎるなあ。
300メートル以上、330メートル程度っていう宮武一貴氏の設定でもまだ足りない。
 
何にもつけずに、放射能の混じっているだろう外気を吸っても大丈夫なのだろうか?
 
ミサイルの目標がヤマトなのはわかりきっているのだが、サスペンスのBGMとともに
「ミサイルの目標がわかりました、ヤマトです!」と言われると説得力がある。
 
このときは真田さんがどういう人だかわからなかったが、その後……。
 
「兄さんのひとりも救えなかった人が、地球の危機を救えると思いますか?」と徳川に言う古代。
「あの沖田艦長も、実はたった一人のお子さんを、きみのお兄さんと同じ戦いで失っているんだよ」。
人間、どうしても自分のことばかりを考えてしまうが……。
 
超大型ミサイルが接近中であることを沖田に伝えるために艦長室に来た古代に、
沖田は何を言おうとしたのだろう?
 
エンジンの始動は一発でしなければならない、といいながら一発で始動できない!
実は島のミスで連動スイッチがオフになっていたからなのだが、それでも始動しない。
どうしたことか?
と、徐々に響いてくる波動エンジンの音!
ヤマトは始動しないのでは?と思わせる手法が……。
 
主砲発射時に砲塔内部の砲術部員が映るのがいい!
 
ここの「地球を飛び立つヤマト」のBGMが感動!
 
「あの人は、万が一つの可能性を発見したら、それを信じて沈着冷静に行動する人だ、
それが男というものじゃよ」……。
 
この場面の撮影、石黒昇はなんと合成に丸1日かかってしまい、危うく西崎にクビにされるところだった。
 

  • #04「驚異の世界!!光を飛び越えたヤマト!!」

デスラーを演じた伊武さんは、このときまだ25歳である。
ちなみに麻上洋子さんは……ハタチちょっと過ぎですね(笑)。
 
槻間八郎氏の描く地球がなんとも美しい。実際は放射能まみれなんだが。
 
ワープ航法は、別に光を越えるわけじゃないんだが。
空間を歪めて超空間の近道を作るだけ……でしょ? 違ってたらごめんなさい。
 
明らかにこの回から作画が悪くなってるな。第3話まではアフレコのときに絵が入っていたそうだが、
これ以降はほぼ白味だったそうな。
 
前回、ヤマトの発進の際に冷凍睡眠装置に入ってしまった佐渡先生がアナライザーに起こされ、
ワープとスープを間違える。
 
ブラックタイガーチーム、初の戦闘。
 
古代のコスモゼロ、ヤマトとニアミス。お前は「新たなる旅立ち」の坂本か!
 
ブラックタイガーの山本機が帰還していない!
 
ユキサンガハダカニナリマシタド!
 
ワープが成功しました、めでたしめでたし、ではなく、その代わりにヤマトが損傷してしまうというのが
いかにも……「ヤマト」だ!
 
火星にも雪は降る……のかな? あんな薄い大気なのに。
 

  • #05「浮遊大陸脱出!!危機を呼ぶ波動砲!!」

この回と次の回のナレーションは出番のほとんどなかった伊武雅之(雅刀)氏が担当している。
 
ガンツがヤマトについて「どこかの星から援助があったのでしょうか?」と発言。
ただ、後の展開からすると、イスカンダルから援助があったことをデスラーは知っていたようだ。
知っていて教えなかったんですね、ひどいやっちゃ(笑)。
 
火星でのヤマトの補修は成功したらしいが、今度はエンジンが不調になり、木星に捉えられてしまう。
一発で始動しないエンジン、ワープをすると損傷する装甲板と、機械は必ずしも万能ではないという思想が
見え隠れする。
 
浮遊大陸はオーストラリア大陸ほどの大きさ。
 
冥王星前線基地のシュルツは、ヤマトが故障で浮遊大陸に不時着したと思い、「デスラー勲章」を口にする。
デスラー勲章は13話でのドメル将軍の凱旋シーンまで登場しない。つまり(ry
 
ガミラスの戦闘機が浮遊大陸に不時着しようとして、大陸の縁から木星に落ちていく、って芸が細かいなあ。
 
アナログ感丸出しの機関室。だがそこがいい。
というか、これも「こうしないと機関室らしくないと製作者がぬかしよりましたんねん」と
いうことなのだろうか?(笑)
 
ガミラスの基地を潰させてくれという古代を、脱出が先だと一旦はいさめる沖田。
 
波動砲で大陸を撃つ。しかしヤマトへの影響を危惧する真田。
 
この、ぬえの描いた波動砲の模式図を波ガラス越しに撮影して合成しているのがなんとも……。
 
これこれ、このSE!
 
砲を撃つためにゴーグルをつけるというのが、初めて見たときは新鮮で。
 
この頃の波動砲は本当に威力がありそうに見えたなあ。
 
波動砲を撃ったために、木星のメタンの海に沈みそうになるヤマト!
この「そうそううまい話はないよ」的なところがいいねえ。
 
「浮遊大陸自体吹っ飛んでしまったじゃないか、我々は許されないことをしたのではないのか?」
真田のこの言葉は、重い。
 

  • #06「氷原に眠る宇宙駆逐艦ゆきかぜ!」

この話のみシュルツの声が違う。
 
前回から損傷していたエネルギー伝導管がついにオシャカに。
その影響か、格納庫内は人工重力がなくなって、コスモゼロがロープで固定されている。
 
土星には9個の月がある」。……時代ですなあ。今じゃ9個どころじゃない。
 
タイタンでのコスモナイト鉱石採取。
 
探索艇内で、雪の太モモをまさぐるアナライザー。誰がこんな設計をしたのやら。
 
三角測量といえば、ヤマトは銀河系・大マゼラン・小マゼランを使って三角測量しながら
イスカンダルに向かうという設定だった。
 
今見ると、運搬船のドアがハニカム構造っぽい。
 
ガミラスは本当に地球人のサンプルがほしかったみたい。守兄ちゃんも(ry
 
ガミラスの宇宙戦車が……今のぬえでも、こういうデザインができるかどうかあやしいなあ。
ところでここは友永さんが作画をやったの?
 
「ツバクカンサルマ!」←実は脚本に「○△×」と書いてあったのを逆さに読んだだけだとか。
 
古代を救った14年式コスモガン。
そこにはタガネ彫りで「古代 守」の名が!
そして、眼前の氷壁と思えたものは、不時着した宇宙駆逐艦17号・ゆきかぜだった!
 
「タイタンに不時着したと思われる、地球防衛軍日本艦隊駆逐艦ゆきかぜに、生存者は……無く……」
「生存者は無く……か……
古代……地球をゆきかぜのようにはしたくないな……」
 

  • #07「ヤマト沈没!!運命の要塞攻略戦!!」

冥王星について「大きさは地球の半分」……まさか実際は月よりも小さかったとは。
これでは原住生物がいようがいまいが、波動砲など使ったら冥王星は粉々である。
 
反射衛星砲の破壊力は波動砲に勝るそうだが、にもかかわらず
直撃でヤマト一隻を沈めることもできないってのは……。
 
沖田が積極的に戦闘をしようと言い出したのは、この冥王星が唯一ではないか?
 
ガミラス艦が完全にザコ。1話でのあの無敵っぷりはなんだったんだろう?
しかも艦橋への攻撃だったとはいえ、ブラックタイガーにやられちゃうし。
超大型ミサイルもパルスレーザーでやられる。
 
こういうシーンの演出を見ると、やっぱり続編は別物だなあと感じてしまう。
石黒昇がこだわった宇宙空間での爆発とか、そういったものが続編ではなくなっている。
 
海の中から撃たれた反射衛星砲が表面の氷を溶かし、蒸発させ、光線が通り抜けたあとでまた凍るとか、
こういうのが「ヤマトIII」の新反射衛星砲にはないんだよなあ。
 
冥王星に月があるが、冥王星の衛星カロンが発見されたのは「ヤマト」放送終了後の1978年。
 
得意げに反射衛星砲を使うシュルツだが、後にこれを見せたことがガミラスに止めを刺すきっかけになろうとは
このときには気がついていない。
 
冥王星の海に着水したヤマトが一瞬垂直になるが、「完結編」の沈没シーンはこれのパクリか?
 

  • #08「決死のヤマト!!反射衛星砲撃破せよ!!」

初めて第3艦橋が使われる。もともとは上下のない宇宙を航行する宇宙戦艦が、下に何もないのはバランスが悪いと
松本零士が生やしたもの。
 
水中では無力になる反射衛星砲。しかも発射のタイミングは、すでに沖田に読まれている。
機械力を過信しているガミラスがどこか滑稽。
 
それにしても要塞攻略にアナライザーは欠かせないなあ。
 
冥王星の原住生物を催眠ガスで眠らせる。こういう武器は、ヤマトにはあまりない。
殺伐としていくわけだよ。
 
今から考えると、「綱渡り」をする真田さんの腕が抜けたりはしないのだろうか、とか思ってしまう。
(変身サイボーグじゃあるまいし!)
 
この攻略戦で根本が死ぬわけだが、劇場版、「さらば」の初期と、なぜかゾンビのように甦る。
 
ガミラス冥王星基地は終わりだ、もう地球に遊星爆弾が降ることはない」。
視聴者であるこちらにも沖田の気持ちは伝わってきた。
それだけ遊星爆弾の演出がハマリ過ぎていたということだろう。
 
デスラーの顔が西崎そのものになっているが、これは作画用に西崎をモデルにして
芦田豊雄がデザインしなおしたせいである。
 

ガミラス艦といえば今までは駆逐型デストロイヤー艦ばかりだったが、
この回では高速クルーザー、ミサイル艦も見られる。
 
ステロイド・ベルトとまではいかないが、太陽系外縁に小惑星が多いのは確かである。
 
真田の持っている設計図が青焼きコピーのように見える。時代だなあ。
 
ガミラス艦(シュルツ艦)の内部が意外とヤマトのそれにそっくり。
 
「ヤマト」の宇宙には上下があると言っている連中は、この回で佐渡先生が艦長室の窓を垂直に歩いていることを
どうやって説明するのだろう?(笑)
 
反重力感応機によってヤマトの周りで岩盤を回転させる。
この姿は企画書でのアステロイド・シップより、むしろ放送前に雑誌媒体で紹介されたパンフレットでの
ヤマトの姿を思い出させる。
 
うーん、敵役とはいえ、「戦って死ね」と言われたとはいえ、どうして特攻するかね、このガミラス軍人は?
 
ありゃ、南部が太田の声でしゃべってるよ(笑)。こういうのは日常茶飯事だったか。
 
BGMが「悲しみのヤマト」だからだろうか、なんかシュルツがかわいそうになってきたよ。
ていうか、デスラーってひどいやつだな。
 

  • #10「さらば太陽系!!銀河より愛をこめて!!」

ラストにデスラーが出るとはいえ、本編に戦闘シーンのまったくない話である。
こういうのができなくなってしまったのが、「ヤマト」の不幸だな。
 
弟という割には似てないし、年が離れているしで、てっきり島の両親は再婚じゃないのかと勘ぐっていた。
 
そういや雪は地球との交信者リストを手書きしているようだが、今ならバーコードリーダーとか使うかな?
 
加藤はやっぱり弟に連絡するのかな?(パート1の頃にはいなかった弟ね)
 
徳川さんの孫のアイ子ちゃんがいちばん松本キャラっぽいような気がする。
 
永井一郎さん、迫真の演技。
 
地球出発のときに「お父さん」「お母さん」と言っていた雪ちゃんが「パパ」「ママ」って。
 
うう、雪のお母さんの話は、少子高齢化のこの時代には耳が痛い……。
 
佐渡先生がミーくんに通信するが、このとき松本家のリアルミーくんは大往生だったという。
(詳細は「ガンフロンティア」のコミックス参照)
 
やっぱり、沖田艦長と古代が酒を飲むところがいちばんいいなあ。
 
沖田艦長と古代が地球にさよならをいうが、ヤマトが進行方向そのままなら、さよならを言っているのは
イスカンダルの方向……。
 
「真赤なスカーフ」が泣ける。
 
このとき、ヤマトが地球を発って48日経過。
 

この回からガミラス人の肌の色が変わる。お偉いさんから「敵味方の区別がつかない」との指摘があったため。
銀河方面軍司令本部を歩くデスラーの肌と髪の色が途中で変わるが、石黒昇によると
ガミラス人は照明で肌の色が変わる」ことを表現したものなのだとか。
しかしわかりにくいので、こういう演出はなかったほうがよかったのでは?
 
デスラー紀元なる暦が登場するのはこの回のみ。
 
タラン将軍初登場。青野武さんの声がなんともダンディー
 

 洲 ` v ´)<総統も相当冗談がお好きで!……℃-uteにはこういうキャラが必要だ(爆)。

 
バルーンダミーというと「ガンダム」の専売特許のように思われているが、「ヤマト」が先なのよ。
 
それにしても芦田豊雄作監をやると、雪のデコが広くなるなあ。藤本ミキティかっ!
 
ああ、そうか。機雷の間隔が110メートルということは、ヤマトの大きさはそれより小さくないといけないんだ。
やたらと大きくはできないわけだ。
 
佐渡センセイに酒をかけられて酔っ払うアナライザー。……妙なところだけ精巧にできてやがるな。
 
本当なら慣性の法則で、コントロール機雷が破壊されても、機雷は動き続けるけどね。まあ、それは言うまい。
 
「はい、我々の手で……あの、手って、この手でありますか?」
科学を過信するものじゃない。――これぞ「ヤマト」だ。
 
太田が相原になってますが、これは明らかに作画が間に合っていなかったことの影響ですね。
 
おお、「絵コンテ 安彦良和」とエンディングにテロップが。
 

  • #12「絶体絶命!オリオンの願い星・地獄星」

松本零士の「原作」や、39話構成案に忠実なのは、この12話まで。
あまりに視聴率が悪く、シリーズ全体で海賊船を使わないこと、要するに路線変更が決定したのだ。
その後21話から打ち切りに向けての短縮が始まるのである。
 
沖田艦長の変調が始まる。
 
防御シャッターを下ろしているが、ヤマトの透明部分は強化テクタイトで、普通に強いんだけどね。
 
コロナ、コロナと連呼しているが、正しくはプロミネンス。
 
シリーズ2度目の波動砲使用。
 
この作戦失敗が堪えて、次回でドメルを呼び戻したのか?
 
「あたしの願い事って言うのはね、ある人があたしのこと好きになってくれるようにって」

  • #13「急げヤマト!!地球は病んでいる!!」

デデデデスラーの入浴シーン……ハァハァ
 
ガミラスで唯一の常識人といわれるドメル将軍登場!
ちなみに受け取っているのは、今まで名前だけが出てきていたデスラー勲章だ!
 
ここでは「休養半分」でヤマトを捻りにいくと言っていたが、まさかガミラスの命運をかけることになろうとは
……路線変更って怖いなあ(爆)。
 
加藤の声がこの回から神谷明に。
 
生きたガミラス人を拿捕。しかしこれが後々混乱の元に……。
 
ヤマト食堂の食事が登場したのはこれが初めてかな?
 
ガミラス人はケモノではないかと語る乗組員たち。しかし宇宙服の下から現れたのは、
人間とまったく同じ姿だった。
 
ガミラス人を殺そうとする古代。
 
西暦2192年、古代進は中学生だった。
 
守兄ちゃん、久々の登場。お母さんの声は坪井章子さんで、鉄郎のお母さんと同じ声だ!(笑)
ついでにお父さんの声は矢田耕司さんで、土門のお父さんと同じ声だ!(笑)
 
守兄ちゃんはイビキをかくのである。スターシアもさぞ苦労したことであろう。
 
時に西暦2192年4月20日。遊星爆弾の攻撃がついに日本列島にも……。
その影響で富士山が噴火する。
 
こういうことがあって、それでも地球人はガミラス人を許せるのだろうか?
ユダヤ人が今もナチスを許せないのも、仕方のないことかもしれない……。
 
あのガミラス兵はその後どうなっただろう?
 

  • #14「銀河の試練!!西暦2200年の発進!!」

宇宙戦艦ヤマトはオクトパス原始星団に3週間も足止めを食っていた。
 
この回でヤマトの地球出発が西暦2199年10月9日であることがわかる。
この回の残り日数と劇中の日付はきちんとシンクロしている。
誰かが西暦2199年のカレンダーを作ったのかもしれない。
 
この頃は外に出るのに、きちんと宇宙服を着用しているんだよなあ。
いつからその辺ルーズになったんだろう?
 
みんなカプセルホテルみたいなところで寝ているんだなあ。士官は個室があるけど。
 
こういうところで男性を支えたり、アドバイスができたりする雪はいい女だなあと思う。
 
水流の「下」なる表現が出てくるが、あくまで便宜上のものだと判断しよう。
何しろ松本零士は航海図の説明書きの中に「本来宇宙には上下はないが、仮にこちらが上だとして」と
断り書きを入れている。地球上で暮らしている我々からすれば、便宜上、宇宙に上下を決めるのは
自然なことだと思うから。(艦内には人工重力もあるんだからね)
 
さっきあんなことを書いておきながら、古代と島が殴りあうのは甲板の上!
もっともバリアーが張られている中だから、まだ弁護の余地はあるが。
 
うーん、オクトパス原始星団を抜けるシーンが「永遠に」の黒色銀河突破シーンの演出にくりそつ。
 
西暦2200年到来。ちなみに西暦2200年は4で割り切れるが閏年ではない。
 

  • #15「必死の逃亡!!異次元のヤマト!!」

この回からいわゆるバラン星開放シリーズとなる。
 
生活班長サマのコーヒーの不味さは航海長のお墨付き。
 
ドメルがドメラーズIIIでバラン星に赴任。
ドメラーズIIIはヤマトの1.5倍以上の大きさで、ガミラスの艦艇中最大。
 
ヤマトはマゼラニックストリームに落ち込んでしまう。
のみならず異次元断層に。
 
ヤマトの眼前にはガミラスの新型駆逐艦が一隻のみ。しかし沖田は逃げることを選択する。
 
後方から3000隻のドメル艦隊が!
 
ヤマトのエネルギーを吸い取る謎の現象!
そのとき、スターシアからの連絡が。
 
スターシアに例えて、お互いが同一の女性を想っていることを告白しあう古代と島。
 
「1月7日 ヤマトに遭遇、あなどりがたし!」
 

  • #16「ビーメラ星地下牢の死刑囚!」

シナリオ段階だと雪のシャワーシーンがあったのだが……。
 
「フランスは20世紀の巨匠カルダン風」のドレスで現れる雪。と、アナライザーがスカートめくりを。
 
雪はドレスの下にペチコートとかパニエとか着けないのだろうか?
それとも22世紀にはそういうものは絶滅しているのか?
 
「キスのその先」が何を意味するのかわからなかった純真な頃が懐かしい……(爆)。
 
アナライザーのいたずらを沖田に伝えに行った雪は、勢いあまって自分で自分のスカートをめくってしまう。
思わず身を乗り出す沖田……とはいえ、誰が彼をエロジジイと呼べるだろうか?
 
ビーメラ星へ食料の調達に向かう探索艇の中で雪にプロポーズするアナライザー。
驚いた雪は操縦をミスして墜落する。
 
確かこの回って岡迫亘弘さんの病気復帰第1話だよね?
 
ビーメラ星人に捕らえられる雪とアナライザー。
 
ガミラスタックス部第8支局の徴税官は、ぬえのデザインした唯一のキャラ。
 
女王の声は北浜晴子さん。ただし「私は去る……」とは言いませんので(爆)。
 
アナライザーは自分の感情を激白。ロボットにも人間と同じく命がある。
 
雪は反ガミラス勢力によって処刑されようとする。ビーメラ星人には地球人とガミラス人の区別がつかない。
 
タンカーロケットの爆発を端に、ビーメラ星での暴動が始まる。
 
「シナナイ!」「オカシイ!」「バケモノダ!」
「……ソウダ、ボクハニンゲンジャナイ、ロボットダ」
 
アナライザーの心か……。
 

  • #17「突撃!!バラノドン特攻隊!」

バラン星の大きさを地球の20倍と説明しているが、それだけ大きいとガス状惑星になってるんじゃないのか?
 
ドメルが赴任したことで副司令に落とされたゲールは、バラノドンを使ってヤマトを葬ろうと図る。
 
ゲールを見ていて麻生太郎を連想するのは私だけだろうか?(笑)
 
ワープ明けしたヤマト艦内では沖田が倒れていた。
沖田の緊急手術が始まる。
 
沖田不在時に攻撃をしてくるバラノドン。
 
バラノドンにはヤマトの主砲は通用しない!
 
ワープ直後でありながら波動砲を使おうと決断する古代ら。
 
バラノドンを葬ったが、ヤマトの装甲板に亀裂が入る!
 
手術は成功、沖田は目を覚ます。
 
独断で攻撃し、ヤマトを損傷させたことを艦長に詫びる古代。
「傷ついた体は治せばいい、ありがとう……」。
 
ドメルは最初から、波動砲でやられることを見抜いていた。
 

  • #18「浮かぶ要塞島!たった二人の決死隊!!」

ヤマトの前に現れた、マグネトロンウエーブを発するガミラスの宇宙要塞。
「破裂したというより、継ぎ目が外れた……?」
 
シームレス機で要塞に向かう古代と真田。
 
要塞を攻撃するが、マグネトロンウエーブの発射口は自動シャッターで守られていて、
外からの攻撃を受け付けない。要塞を破壊するには内部からの攻撃しかない!
 
真田はいきなり語りだす。自分が古代守の乗るゆきかぜの整備をしたことを。
そして完全には調整できなかったことを。
古代守をあの世に送ったのは自分のような気がしてならない、それを古代に詫びるのだった。
 
偵察機の残骸を見たとき、真田が思い出したのは、自分の姉が死んだときのことだった。
家族で月の遊園地に行ったとき、ロケットカーを操縦していた真田は事故で姉を死なせていたのだ。
そのときから真田は屈服させるべき敵・科学に挑むために科学者となったのである。
 
核コンピュータに手足を捕らえられてしまう真田。
 
「古代、俺の手足を切ってくれ!」
「切れったってメスがない」
「メスなど要らん! ビスをはずせばいいんだ!」
「ビス?」
「俺の手足は作り物なんだよ。肘のビスをはずせ、俺の言うとおりにすれば解体できる!
……宇宙での交通事故は、姉の命と同時に俺の手足をも奪った、俺は科学というやつの傲慢さが憎い!」
 
真田が残してきた手足には爆弾が仕掛けてあった。
しかし真田がこれ以上離れてはコントロールができない。
残るという真田だが、要塞の自動防御シャッターは内部からの爆発にも反応するかもしれない、
そうであれば、あるいは!……真田はその可能性に賭け、要塞を爆破!
……そして生き延びた!
真田は残骸の中で不敵に笑っていた。
だから「さらば」の、全てをあきらめて死んじゃうように見える真田さんには違和感あるんだよ。
 
「あの炎の中で真田さんを見たとき、兄もどこかで生きているんじゃないかなって、そんな気がしましたよ」
「生きているんじゃないかな」
「えっ、どこに?」
「古代守は生きている、何よりもきみの胸のうちに」
なんということはないセリフかもしれないが、本来ならこのシリーズでハーロックが登場するはずだったこと、
何より25話での展開を思うと……なんとも意味深だ。
 

  • #19「宇宙の望郷!母の涙は我が涙」

謎の精神疲労に陥っている相原。
 
「北上夜曲」がこの時代にスタンダードナンバーになっているかどうかはわからないが、
宇宙戦艦の中でこういう曲が流れちゃうのが「ヤマト」じゃないの?
 
この回の相原は岡迫亘弘がデザインしなおしているので、ハンサムになっている。
 
地球から7万光年離れた地点で、なぜか通信が回復する。
 
ヤマトが1日2回のワープで1200光年を跳躍していることが、沖田のセリフからわかる。
 
艦長に無断で勝手な私信を続けていた相原だが、まさか目の前で自分の父親が死ぬとは……!
 
ところでこの回のみ相原の名前が「ぎいち」ではなく「よしかず」になっているが、
スタッフに安彦氏がいたからだろうか?(山本暎一に聞かないと、真相はわからんが)
 
宇宙空間に飛び出す相原。それを窓の外に発見した雪だが、そのときの格好がスケスケのネグリジェ!
(誰の趣味なんでしょう?)
 
すべてはドメルの罠だった。リレー衛星をヤマトの後方に置いて、地球の惨状をヤマトに見せ、
乗組員を心理的にかき乱す作戦だったのだ!
 
リレー衛星を破壊し、相原を救助する古代。
 

  • #20「バラン星に太陽が落下する日!!」

これまで暗黒と説明されていたバラン星になぜか太陽がある。なぜ?(と、放送当時思ったものだ)
 
バラノドンの死骸を見て、あっさりドメルの罠に落ちる古代。(罠なんだよ、これも)
 
バラノドンの姿を見て、彼らは救世主のような気持ちになっているに違いないのだ。
しかし、そういう安直なヒューマニズムほど扱いやすいものはない」
……「さらば」から後は、そういう安直なヒューマニズムだらけですが、「ヤマト」は。
 
バラン星の太陽が人工太陽であることを見抜いている古代。
だがドメルの計算では、ヤマトがどうあがこうが、波動砲をかまえる10秒前には
人工太陽がヤマトを飲み込むのである。
 
なんとゲールがデスラーにドメルの作戦を注進、デスラーによって作戦が一時停止する。
その隙に体勢を立て直し、波動砲にエネルギーを充填するヤマト!
果たしてヤマトは波動砲によって人工太陽を葬り、その残骸はバラン星基地に降り注いだ!
破壊されるバラン星基地!
 
古代はバラノドンの目が退化していること、バラン星の植物が地下へ向かって茎を伸ばしていることから
人工太陽を見抜いていたのだ。
 
沖田は古代を艦長代理に任命する。
 

  • #21「ドメル艦隊決死の挑戦状!!」

本来なら、バラン星で得た資料から、ヤマトは小マゼランにガミラスの基地があることを知り、
そちらへ向かうことになっていたのだが、その辺の要素は全てオミット。
ドメルによる「ガミラスの命運を賭けた」艦隊決戦に変更された。
で、3000隻のドメル艦隊はどこに行ったのだろう?
 
当時の感じ方としては、悪の組織の幹部が、最後にお情けで正義の味方と対決するような話なのかなあと
思っていた。
 
ここで出てくる重力星団と「新たなる旅立ち」に登場する重力星団は同じなのか、違うのか……?
 
瞬間物質移送機! ドリルミサイル!
……まあドリルミサイルといっても、当時思いついたのはマジンガーZのアレだったわけですが。
 
ちゃんとドメルからの通信をヤマトでは翻訳していますよ!
 
第1、第2、第3空母に戦闘空母キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
 
決戦を前にして……酒を飲んでいる佐渡センセイとアナライザー。
これこそ「ヤマト」だ!(笑)
 
デスラー総統への軍人としての忠誠心が武器だ!」
 

  • #22「決戦!!七色星団の攻防戦!!」

当時としては他に例を見ない、全編戦闘シーンの回である。
作画を担当したタイガープロは原画に50日を費やし、倒産か?というところにまで行ってしまった。
また制作の時間に余裕がなく、構成を詰めることができなかったためにオープニングをカット、
その時間を利用して前回のあらすじ説明をするという大技に出た。
 
空母の大きさは、旗艦ドメラーズIIの4倍程度のように見られる。
ということは当時のヤマトの想定全長300メートルとほぼ同等ということか。
 
これだけ艦載機の攻撃を受けて沈まないヤマトもどうかと思うが、沈められないガミラス艦載機もなんだかなあ。
 
空母発進時に艦載機の機体が一瞬沈むのは「らしい」といえば「らしい」のだが、普通に考えたら
基本無重量の宇宙空間ではありえないよな。
 
眼前に現れた重爆撃機を見て、雪が思わず女の子座りしちゃうってのはどうなんでしょう?
 
空母の爆発シーンがなんとも美しい。
 
宇宙空間だから、爆雷投下じゃなくて発射なんだよね。
 
ガミラス星ならびに偉大なる地球に、栄光あれ!」
 
ドメルの艦の自爆によって、ヤマトの艦底部には大穴が。
 

  • #23「ついに来た!マゼラン星雲波高し!」

本来のストーリーならば、イスカンダル発見〜ガミラス攻略で9話くらいを消化する予定だった。
それをたった2話にしたのだから、少々無理が出ている感もある。
 
「女の子ってのは発想がませてやがるなあ、子供たちにパパとママの青春を語るときだとよ、ハハハ
……パパとママ?……誰のことだ?」
 
イスカンダルの方向から飛んできたミサイルを迎撃。
だが、そのミサイルはガミラスのもの。
「島、我々はイスカンダルではなく、ガミラスへ来てしまったのではないのか?
ガミラスという星は、宇宙のどこにあるのか、これまで謎のままだった。
イスカンダルだといっているあの二つの星こそ、実はガミラス星そのものじゃないのか……?」
 
ホットラインで連絡を取り合うデスラーとスターシア。
シナリオ段階では、実は地球人もガミラス人も、元々はイスカンダルからの移住者だったことが
明らかにされる。
地球をめざしたイスカンダル人は、地球にたどり着いた段階で科学力を失い、
原始人化して地球人の祖先となったのである。
だからガミラス人は星の滅亡を迎えたときに地球に目をつけ、イスカンダルは地球に救いの手を差し伸べたのだ。
この裏設定は「さらば」の初期まで生きていた。
 
ここのスターシアの原画も松本零士によるもの。
 
ガミラス内核星の海が、この回ではpH3の濃硫酸だと説明されている。
が、松本零士の設定では有機王水(塩化ニトロシルと塩酸、塩素、動物の消化酵素が混じったもの)と
なっていた。
 
単なる戦闘配置状態での「ブラックタイガー」のBGM使用は珍しい。
 
ヤマトの船体は強化されているとはいえ、基本的に鉄なので、硫酸で溶けてしまうのだ!
 

  • #24「死闘!神よ、ガミラスのために泣け!!」

この辺のデスラーの顔を見ると、ひらのあゆにキャラクターデザインをやってもらうのがいいような気が。
 
「海へ潜るんだよ」
 
たかが「16キロの厚さの岩盤」を撃ち抜くのに、波動砲では威力がありすぎると思うのだが。
 
なにげに七色星団のときより戦死者が多いような気がするのは私だけだろうか?
 
「そこに都市はなかった。ただ廃墟があるだけであった。
破壊の限りを尽くされた地上には、音もなく、動くものはなかった。
古代は知った、宇宙のひとつの星が、今死んだのだ!」
……「星が死んだ」という表現があまりにもショッキングだった。
そして、戦争行為が行き着けば、最終的にはどちらか一方、あるいは双方を全滅させるまで続くのだと
知らされた話である。
 
「この機会に、艦長としてひとことだけ諸君らに申し上げたい。
 
ありがとう。
 
以上だ」
 

気圧の単位がミリバールになっているのが、時代だねえ。
 
やっと松本零士以外のアニメーターによる作画のスターシアである。
 
松本零士の原案どおりにハーロックが出ていたら、この話はこんな風になってなかったわけで
……この話好きなんで……短縮されてよかったのか悪かったのか。
 
シナリオでは、スターシアから再びガミラス人と地球人が同一種族だったことが語られ、
古代は「兄弟喧嘩で争っていたのか、ぼくたちは」と愕然とする。
 
マントル云々の単語が出てくるのは「日本沈没」の影響かな?
 
「スターシアさん、いいんですか、古代守さんを連れて帰って?
運命を受け入れるだけでは愛は実りませんわ。
あなたはわたくしたちにおっしゃったじゃありませんか、自分の運命は自分の手でつかむものだって」
 
「守……愛してるわ、守」
 
「進、許してくれ!」
 

  • #26「地球よ、ヤマトは帰って来た!!」

かなりの強行スケジュールの影響か、作画的には充実していないし、
オープニング、エンディングをとっぱらって、全部を本編に充てている。
それでも最終回だ。
 
佐渡先生、人間は死ぬと魂が肉体を離れていくと言われているが、先生は信じるかね?」
「体を離れていったわしの魂は、結局どこへ行くんじゃろうねえ?」
 
まさか最後の最後にデスラーが出るとは思わなかったよ、本放送のとき。
 
ガミラス人は「放射能がないと生きていけない」のか、それとも「放射能の中でも生きていける」のか、
いまだによくわからん。
ガミラスは多民族だとか、肉体改造しているのといないのと2種類いるとか諸説あるが。
 
「でも古代くんが!……古代くんが死んじゃう……」
目の前で真田さんが死にそうになってますが。
 
バックしながらワープするデスラー艦。器用なフネだなあ。
 
シナリオでは雪が死んだ絶望のあまり、古代はコスモガンで自殺を図ることになっています。
でも、これって古代と雪を入れ替えたら、まんま「完結編」の例のシーンだよなあ。
ダメだよ、過去の作品のボツになった部分パクるとかしちゃ。
(「ヤマトIII」と「完結編」はそんなのばっかし。
だからマニアの間では「西崎にオリジナルは作れない」ことは周知の事実だった)
 
冥王星で見たガミラスの反射衛星砲にヒントを得て、
ひそかに開発しておいた空間磁力メッキが役に立ったよ!」
……ガミラスは科学力を過信したために、地球人に技術を奪われ、
それによって自ら放った波動砲を跳ね返される。因果応報というか自業自得というか。
 
佐渡先生、ありがとう……」
「地球か……なにもかもみななつかしい……」。
 
沖田が死んで雪が甦るのは、「ウルトラマンエース」第27話「奇跡!ウルトラの父」みたいに
沖田艦長の命が雪に与えられたからだと思っているのだが。
「若者よ、死ぬな」と。
 
「西暦2200年9月6日ヤマト生還。宇宙は何事もなかったかのごとく、平和な時を息ついていた」
 
やっぱり「宇宙戦艦ヤマト」って沖田艦長が主人公じゃないの?と思いました。
 
……終わった、何もかも。