- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2009/11/20
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怪獣映画とかは怪獣が実際には出現する可能性はないから、他人事のように見ていられるが、
これは明日にでも起こっても不思議じゃない事象だから。
実際、この映画で描かれた関東の大地震で高速道路が崩落するが、
まったくの作り物としか見えなかったはずなのに、阪神淡路大震災ではまったく同じ光景になっていたのだから。
余計なことだろうが「宇宙戦艦ヤマト復活篇」は、この映画をモチーフにして作ればよかったのに。
同じ東宝系だったんだし。
しかし、島田正吾も丹波哲郎も中丸忠雄も、それに名古屋章とか、
もうこういう昔の映画じゃないと見られないんだよなあ。
……ああ、中条静夫も出てるなあ。
「このまま何もせんほうがいい」。
実際にこんなことになったとき、日本人はそうすべき……なのだろうか? わからん。
ところでリミックス音声は、イマイチですね。もともとモノラルがオリジナルだったものを
無理矢理5.1ch化しただけに。
社民党どころか民主党議員でも、この映画を見るような人間はいないだろう。
あいつらは何か起こってから慌てるのがオチだろうな。
あ、麻生太郎も見てないよ、この映画。
小林桂樹演じる田所博士が、物語のラスト近くで言うセリフ、これこそを日本の政治家に聞かせたいんだが。
「友愛」なんて甘っちょろいこと言ってるようじゃ、世界の国々と渡り合っていけるわけないだろ。