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続編をやる意味

ガンダムUC」アニメ化は楽しみなのだが、そもそもそんな企画が浮上するのは、その前の「逆シャア」が
作品として完成していないからだろうと思うのだ。
そういえば「ヤマト」に関して「ヤマトは『さらば』で終わっているのだから」というコメントをよく目にするが、
これは「さらば」が正当な完結編という意味の文面だと思っていた。
が、よく考えるとそうじゃないな。「さらば」という作品が「ヤマト」というシリーズを終わらせた
(=無価値にした)という意味にもとれるわけだ。
だってあのラストシーンを手抜きと思ってる人ってどのくらいいますか? 私もそうだけど。
そもそもデスラーに「ヤマトなら戦う方法はいくらでもある」と言わせておきながら、
最終的に主人公の特攻って、何を考えていたのやら、というより、何も考えてないだろ?
で、そんな精神の延長線上にある続編群なんぞ見たくないという境地に達した私は30年前から
パート1のリメイクをやれ!と言っていたわけですが、誰にも届かなかった。
もっとも何の影響力もない子供が、世間に向けて発信する手段もなかったわけだから、届くわけもないけど。
でもヱヴァ的に、作品を一度解体して新たに作り直すという手法がまともなやり方だと認知されるように
なったから、イタズラに続編を作る愚行だけは減ってくるんじゃないかと思うのだが……。
次に行く前に、まず足元をしっかりと固めろよといつも思うのである。
 
また「ヤマト」語りになってしまうが、そもそも松本零士がストーリーの中に第三勢力としての
海賊船を出したというのは、非常にまっとうな考え方だと思っている。
だって、イスカンダル放射能除去装置を取りに行く道すがら、ガミラスの基地を潰していくとして、
それってガミラスにとっては痛くも痒くもないでしょ、本来なら。
何しろガミラスというのはルビー戦線、サファイヤ戦線といった各戦線でその勢力を拡大する戦闘を行い、
しかもその時点で各地の殖民星からの補給を受けている。明日がない星だと言ったところで、
ガミラス帝国そのものは国家として成立していると考えられるし、そんなものをヤマト一隻が滅ぼすとか
ありえないでしょ。
ガミラス勢力がどの程度のものなのかは、3000隻もいたドメル艦隊が一地方艦隊に過ぎなかったことを
考えればわかると思う。しかも指揮をしているドメルは「将軍」であって「元帥」ではない。
あの規模の艦隊がほかにもいくつかあると考えるのが自然ではないだろうか?)
だからガミラスをやっつけるという観点で見るのなら、各殖民星が反抗してガミラスの補給路が
完全に断たれてしまう話があるとか、各戦線での戦いが連敗続きで、もうガミラスは本星に勢力を集めて
反抗の機会をうかがうしかない、なんていうシチュエーションになっているのなら、そりゃヤマト一隻で
滅ぼすことも可能だろうけど……あのストーリーだけで「ガミラス『帝国』が滅びました」と主張するのは
無理がありすぎる。だから「ヤマト2」で残存艦隊なんていうものが登場してもおかしくない
余地を残してしまったわけだし。
明らかに反ガミラスの第三勢力がヤマトとは別に存在していないと変じゃないかい?
 
そういや旧日本軍の戦い方もよくわからないんだよね。補給路がない状態でどうしたのかというと、
連戦連勝して、鬼畜米英から植民地と補給路を奪い、拡大しながら戦争を続けようとした、らしい。
(という説もある)
あのね、そんなことやってたら、物量で劣る日本軍がそのうちジリ貧になるのは子供でもわかるでしょ?
なんちゅうか、このアホとしか言いようのない日本軍の考え方を受け継いでしまったのが
「ヤマト」の世界観のような気がする。「ガンダム」の場合はもっと頭がいい。
まずその辺から認識を改めないと、「ヤマト」はいつまでたっても「ガンダム」には勝てませんな。
 
ただ、書いておかなければいけないのは、あの大東亜戦争は不可避だったとも思うってことなんだけど。
ABCD包囲網、ハル・ノートというようなことがあって、それでも戦争をせずにいられたのか?というと
……仕方ないのかなあと。
自国民だけで何百万人も死なせておいて、日本国民すべてに窮乏生活を強要しておいて、
それでも仕方ないと言えるのか?というと……難しいな。
あそこでどうするのが最善の策だったのかがわからない。
でも……回避できる方法があったのなら、回避はすべきだっただろうなあ……。
自分の中でも答えが出ていないことを迂闊に書くもんじゃないな……。