※このページはGoogle Chrome、uBlock Origin、画面サイズ(ピクセル)1920×1080、色温度9300Kで表示確認をしております。

※本文中の画像に関しては、制作会社、肖像権者、テレビ局、所属事務所等に著作権があります。

※本日記での画像使用は著作権の侵害を意図したものではありません。

※登録内容に問題がある場合は、プロフィールのアドレスまでご連絡ください。(こちらの状況によって返信が遅れる場合があります)

※「名無し」、「通りすがり」等の捨てハンでメッセージをいただいても基本的に削除します。

※意味不明なコメントをいただいても承認しません。

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーション(アフィリエイト)を含みます。ご了承ください。

●This page has been tested with Google Chrome, uBlock Origin, screen size (pixels) 1920 x 1080, and color temperature 9300K.

●All images in this document are copyrighted by the production company, portrait right holders, TV stations, and their offices.

●The use of images in this diary is not intended to infringe any copyrights.

●If you have any problems with your registration, please contact me at the address in my profile.

(Reply may be delayed depending on the situation here)

●If you send us a message with a "nameless" or "just passing by," we will basically delete it.

●Comments that cannot be determined to be of normal mental status will not be approved.

●This blog contains promotional (affiliate) links to products and services. Please be aware of this.

ロトさんの本Vol.26「ヤマトVSヤマト」

※本の内容とはあんまり関係ないかもです。
 
宇宙戦艦ヤマト」のパート1(テレビシリーズ)が好きという人の意見は、やはり似るのだろうか?
 
簡単に言えば、「第3艦橋をギャグのネタに使うんじゃねえっ!」ってことなわけですが。
これがわからずにヤマトファン名乗るなら……永遠にその人とはわかりあえないでしょう。
(本当は「ボケ!」とか「カス!」とか「氏ね!」とか書きたかったけど自重します)
 
細かい部分での見解の相違はさておき、
私がキムタクヤマトに感じた違和感について書いてあると言って差し支えない本です。
あと「さらばはどうもなあ……」という点に関しても、氷川竜介さんと私は共通しているようで。
 
ただし氷川さんと私との間には、どうやっても埋められない溝があるのも確かで……。
氷川さんは西崎氏を評価しています。
私は評価していません。
 
西崎義展という人は「ヤマトを作った人」と言われています。
まあ、それはそうなんですが、でも私は「作った人」ではあるけれど「創った人」だとは全然思っていません。
アイディアはほぼ他人の借り物で、自分でアイディアを出したかと思えば、それはとんでもないシロモノで、
とてもフォローのしようがないような。
その辺は「永遠に」「完結編」の豪華本を読んでもらえると実感します。
この人はアイディアマンでもなければストーリーテラーでもないんですよ。
実はこの前発売された「松本零士初期SF作品集」に安彦良和さんが寄せた文があるのですが、
そこにはある告白がされています。
なんと西崎氏発のアイディアだとされていたものについて、
安彦さんが「本当はぼくが考えました」と言っているのです。
つまり

安彦「こんなアイディアがあるんですが」

西崎「じゃあそれを報告書にまとめておけ」

数日後、会議の席上
西崎「こういうアイディアがあるんだが」
と報告書を取り出す

他のスタッフ「おお、さすが西崎さんだ!」

西崎最強伝説誕生!

ということかどうかは知りませんが、実際に出していたそうですよ、ゴーストとして。
なるほど、これで合点がいきますわ。
「さらば」あたりのアイディアだけ妙に切れがいいのも、安彦さんがやっていたのであれば納得です。
あるいはことあるごとに「安彦、戻って来い」「安彦、手伝ってくれ」「ヤマトを熟知しているのは安彦だ」の
発言も、アイディアを出させていたのなら、それはそう考えるでしょう。
もっとすごいのがあって「ガンダムにストーリー性を導入したのは安彦だろうね」とまで言っている。
ガンダム」の原案が富野総監督ひとりで作られ、物語は4人の脚本家と共に構築されて
安彦さんはほぼノータッチだったはずなのに、そんな感想が出るのは、
自分が安彦さんにヤマトのストーリーを作らせていたがゆえでしょう。
実際「ヤマト2」のストーリー構成は安彦さんがやったそうです。(名前は出ていませんが)
 
でも「ヤマト」のすごい部分を実現するための環境を用意したのは西崎さんでしょ?
やっぱりあの人がいないと「ヤマト」は作れなかったよ。
……それは正解かもしれない。
しかし、その環境づくりは最終的に、すべて自分のやりやすい体制を作るために使われてしまったから、
やっぱり私としては評価ができない。
要するに、自分が自分の作りたい「ヤマト」を作ることしか考えていないのがイヤ。
だからほかの人の意見なんて聞かない。
オタキングがばらしているけど、庵野秀明監督が
松本零士さんのキャラで、昔のパート1の絵コンテを使ってリメイクを」
とか言ってもやらせてくれない。
いや、パロディーさえ一切ご法度ですよ、西崎体制下では。
(OUTでゆうきまさみ先生がヤマトのパロディーをやろうとしたら、潰されたとか)
だから結局「だったらご自分でおやりになったら?」になっちゃうわけですよ。
いや、プロデューサーが金を払って人を集めて作品を作っているのだから、
いちばん偉い人のいうことは聞かなくちゃいけないよ!……という意見もありますが、
これってやり方をよくよく見ると、2ちゃんねるあたりでブラック企業に認定されるところのそれに
近いと言わざるを得ない。(この辺、機会があったら書くかもしれません)
おまけに作品の管理運営を行うべき立場にありながら、その会社を潰しちゃうって……。
どうなんですか?
これを読んでいるあなたは十数年前に新聞の社会面を飾った
「『宇宙戦艦ヤマト』沈没」(ウエストケープ倒産)の文字に何を感じました?
この人、本当にプロデューサーとして有能だったのだろうか?
そんな疑問を抱かずにはいられないのです。
本当にがんばってたのはよみうりテレビのプロデューサーだよ、という話もあるし。
まあ、どれを信じるかですが。
結果が証明するということではいけませんか?(笑)
 
だって、「本当の『ヤマト』はこうなんだ!」という趣旨の本とかが今年はたくさん出たけど、
それは現在「宇宙戦艦ヤマト」という作品が正しく理解されていないから出されるわけでしょ?
じゃあ、その原因は誰が作ったんですか?
「トップ」と「ナディア」が出るまで、「ヤマト」は顧みることすら恥ずかしい作品に堕ちていたわけでしょうが。
25年くらい前のこと、思い出してみなさいよ。
 
一応追記。
どこかのピ―――がこの文に関して突っかかってきているのですが。
要するに「これはあなたの主観でしょ?」と。「私の主観ではそんなことはない」と。
……?
だったらそれでいいんじゃないの? なぜわざわざ私と考えが違うことを告白に来ているのだろう?
さっぱり理解できない。
そんなことをする前に、表題の本くらい読んでからにしてくださいね、と言いたい。
そのくらいの礼儀はわきまえてほしいものだ。
ていうか、おそらく「アニメ大好き!」すら読んでいないな……。
 
しまった、肝心なことを書くのを忘れていた。
キムタクヤマトは……アレはないわ。
BD出てもほしいとは思わない。
逆に「ウルトラマンゼロ THE MOVIE」は買ってもいいかなって感じ。
「キムタクヤマトがウルトラマンゼロに劣るというのか?」……うん、私の中では。