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見ての通り、宮本信子と山崎努と役所広司と安岡力也と渡辺謙が
出ている映画です。
ただ、昔見たときにはものすごく楽しかったのに、
今回見直してみたらあんまり楽しくない。
あの頃はバブルの前で、日本人が一億総中流化であり
（少し前に）「ジャパン･アズ･ナンバーワン」と言われていて、
飽食の中で食に楽しさを見出す余裕があったからこそ
成立した映画だったのではないかと思うのです。
今みたいに、来年の日本どころか明日の日本がどうなるのか、
考えると不安になってしまうという状況で、
果たしてこの映画を純粋に楽しめる人が一体何人いるのか？
楽しかった昔を思い出しては陰陰滅滅となってしまうので……ああ……。
なんだかんだ言って、自民党と中曽根康弘は偉かったってことですか？
あんまり認めたくないけど。
