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期待は裏切られるためにあるが、さりとて聴かずにやり過ごすのは一生の不覚である。

 
簡単に結論を言いますと、期待していたほどに感動できませんでした。
宮川彬良指揮による、あのレコーディング風景で流れていた音楽から、
さぞやものすごい音がするのだろうと脳内補正がかかりすぎたのでしょうか。
本ディスクの音はおとなしすぎるように思えてなりません。
 
全体的な傾向として、曲の作り方は「ヤマト2」に似ていたと思います。
まあ「ヤマト2」の音楽自体が「さらば」での未使用音楽だったわけですが。
あの時は、新モチーフから生まれた曲と同時に旧来の曲のアレンジや再演奏もあったわけです。
ただし今回の映画のための曲は再アレンジ・再演奏が圧倒的に多い。
新モチーフがあまりない。
そこがディスクの地味さにつながったのかな?とは思います。
 
とにかく残念だったのは手を変え品を変えで披露したガトランティス(白色彗星)が
結局のところ、昔のパイプオルガンがいちばん感動できることに気づかされてしまったこと!
いろいろ難しい点はあるかと思いますが、あの再演奏をやっていたら音楽にもっと説得力があったのでは?と
思わずにはいられません。
……でもそこは宮川アキラちゃんですから、まだ「本気出してないだけ」な可能性もありますし、
ライブ盤が出たら演奏の迫力で、そういう不満点を吹き飛ばしてくれるかもしれない!
 
あと個々に気がついたことを。
 
宇宙戦艦ヤマト2199葉加瀬太郎)】
これ、音源の出来不出来でかなり損をする曲ですね。
BDオーディオかハイレゾ配信じゃないと、真価を発揮しない気がします。
この曲だけに限りませんが、今回のBDオーディオにはソロ演奏の部分が多いので、
同時に感じられる「空気感」をどう再生するかが重要でしょう。
そういう意味ではCDで出しても荷が重いのでは? ましてやmp3あたりでは……。
 
【レーレライ】
これ、元のモチーフは「テレサのテーマ」ですよね?
私にはそうとしか聴こえないのですが。
あまり考えたくはありませんが次があるとしたら、ジレルの民がテレサ的役割になるのでしょうか?
 
【大決戦―ヤマト・ガミラス・ガトランティス―】
旧作「新たなる」に「大戦争―ゴルバ・デスラー・ヤマト―」という曲がありましたが、
イメージとしては同じようなものだと思っていいです。
それにしてもガミラス国歌作っておいてよかったですよねえ。まさかここで
デスラー襲撃(デスラー戦法)」使えませんもん。
ここでのガトランティスのテーマは圧倒的な迫力で、こういうのを聴くと
これらの曲はBGM集より組曲に向いているのでは?と思います。
 
【方舟は星の海へと還る】
要するに「永遠に」の「新銀河誕生」なんですが。
劇場でこのシーンを見たときにイヤな思い出がよみがえりまして。
つまり「永遠に」で古代とサーシァが言い訳と弁護の応酬をしているシーンのBGMだったわけです。
そんなわけであまり印象がよろしくなかった。
このディスクでも「ここだけ自己評価ボロボロだろうか」と思っていたのですが、
改めて聴いてみたら悪くないですね。
むしろ昔の「永遠に」とか、どこかに行ってしまって、いろいろと上書きされた記憶のもと、
実にいい感じで聴けました。
 
まあ、私の中の期待値云々とかを考えなければ、いいディスクだったと思いますので、
少しでも興味を持たれた部分がありましたら、ぜひ買っていただきたいと。
 
さて、今回当初はCDでのリリースもアナウンスされていましたが、なぜか中止になりました。
理由は……
 
「○○○○○、お前のおかしなリリースのために、多くのファンたちに失望を与えた、責任を取れ!」
「ええっ?」
「ディレクター、エンジニア、お前たちも同罪だ!
お前たちのようなレコード会社はもういらん、これからはコロムビアだけから出すことにする!」
 
……なんてことが……ないよ、たぶん(笑)。