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「万能戦艦N-ノーチラス号」は宇宙戦艦ヤマトのパクリなのか?

 
リアルタイムで見ていた者から言わせてもらうと否である。
まず我々世代以上のアニメファンにとってみれば宇宙戦艦ヤマトは完全に周知の作品、
というより知っていて当たり前、基礎教養のレベルに位置するものであった。
ふしぎの海のナディア」はこの回以前から随所にヤマトの設定を借りたと思しき表現や台詞が登場しており、
しかもそれが茶化しや侮蔑の意味合いを含んでいなかったことから作り手側の愛情表現であると受け止めていたのである。
パロディではなくオマージュである!……と素直に信じているアニメファンはいなかったと思う。
なぜならパロディとオマージュとの線引きは曖昧であり、難しくも微妙であったから、そんな些末なことはどうでもよかったのだ。
ではここでヤマトにおける設定や演出を借りてくることにどんな意味があったのか。
困ったことに、この借り物表現がとんでもなくおもしろいのだ!
元ネタを知っていて、なおかつおもしろい!
借り物を使った邪道なあるいは外道なものが最高におもしろく最高に感動できるという事実!
ナディアを最高におもしろくするための手段として選択されたのが「他人が創ったものを借りてくる」ことだった!
オリジナルを作るよりも借り物を使うことが最適解!
個人的にはこれに異を唱える気持ちは全くない。
合理的に判断すればそのような解に至る可能性は十分にある。
なにより当時、ヤマトはとにかく堕ちるところまで堕ち、だれも見向きもしないという状況だった。
お笑いのネタにすらならないという作品自体の黒歴史化かつ完全なるオワコン状態だったのだ。
ナディアで使われた要素としてのヤマトに触れたことで逆に「もしかして宇宙戦艦ヤマトっておもしろかったの?」という
再評価の第一歩が開かれたと言っても過言ではない。
だからヤマトファンとしてはナディアに感謝こそすれ、悪口を言う気はさらさらないのである。
もしヤマトとナディアの映像(画像キャプチャ等)を並べて「ナディアはヤマトのパクリだ!」などと言い出すバカモノがいたら、
それは当時の状況も理解していない無知なオロカモノの戯言であるから、嘲笑ってやるのが礼儀だろう(笑)。
ナディアがヤマトからいろいろなものを借りてきたことの意味はパクリか否かなんていう矮小なレベルのものじゃないんだよ。
百歩譲ってパクリだとしても、それは作り手・送り手と受け手が承知の上で行った共犯行為なのだ。
だから庵野秀明を糾弾しようと思う人間がいたなら大間違いだ。当時のアニメファン全員を糾弾してくれ。
 
もうひとつ。
宇宙戦艦ヤマトのオリジナルの作者連中が、すでにおもしろいヤマトを作れなくなっていたことに対しては
かつてのヤマトファンはとにかく怒っていた。
西崎なんかに任せておいてもまともな作品なんか作れないのは誰もが承知していた。
(承知していないバカだけが復活篇とかの話に期待していたのだ)
あんなジジイに出しゃばらせるのならアンノヒデアキに本気出して作ってもらったほうがいい作品ができるだろう?という、
一種のあてつけもあったのも事実である。
ヤマトという作品に対する愛と、ヤマトをどんどんダメにしていった連中への憎しみが入り混じったがゆえに
ナディアへの糾弾が緩和された側面はある。
 
当時の状況もわからずに騒ぎ立てる輩が出てきたとしても、そんなものは放っておくがよろし。
 
あとな。
この問題と佐野の問題を勝手に同列に論じるんじゃねえ。
違うんだよ根本的に。