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檄文

一般にブームというものが続く限度は3年だといわれている。
どんなに人気を誇っても、3年たてば飽きられてしまう。
そのような例は枚挙に暇がない。
それを回避するために加入と脱退というシステムを取り入れたのがモーニング娘。である。
確かに日々変化を続けるユニットであれば「飽きられる」という事態も回避できるだろう。
当初は誰もがそう考えていた。
しかし、それは大きな間違いだった。
 
モーニング娘。が繰り返すのは「変化」である。
「変化」とは決してポジティブなことだけを意味する言葉ではない。
もしモーニング娘。が「進化」や「成長」を繰り返すユニットであるのなら、
これは飽きられることはないだろうと思う。
だが、それはメンバーチェンジを伴う方式では、絶対に達成できないものなのだ。
 
固定されたメンバーでは、キャリアを積むに従ってユニットそのもののスキル向上が期待できる。
しかし顧客以外への爆発的な訴求力を期待できないという弱点を抱えている。
とはいうものの、見ている側からすれば安心していられるというのもまた事実なのだ。
メンバー卒業とは、その安定感を破壊する行為である。
 
ではメンバー卒業がもたらすものとは何か?
ユニットとしての戦力が減ることに尽きる。
殊によると、それまでに築き上げられたものが一旦リセットされてしまうことさえあり得る。
それまでの経験値が一気に減少し、また新たに経験値を稼がねばならないという事態の
勃発である。
ユニット内で、その人物が担っていた役割に穴が開く。
 
あるときまでは、モーニング娘。はその穴を全員でカバーしたり、新人に高いスキルを
最初から要求したりして、運良く「危機」を回避してきた。
少なくともそこまでは「そのやり方」で問題はなかったはずだ。
それがいつの頃からか機能しなくなったのである。
理由はいろいろとあるだろうが、私にはその決定的なものが何なのか特定することはできない。
 
メンバーの加入は、一見問題のないことのように思える。
ところがこれも実は問題をはらんでいる。
加入とはユニットの人数が増えることである。
人数が増えれば歌やダンスのフォーメーションを組むのが難しくなる。
個人に目を向ければ露出が減り、メンバーの個性を外へ向けて伝えることが困難になる。
それに人数増加はやり始めると限界がない。
そして何より、人数のインフレーションは少人数のボーカルとそれ以外のバックコーラスという
形以外の曲形態を不可能にしてしまう。(あとは全員での合唱形式くらいしかないだろう)
 
仮に人数調整がうまくいったとしても、ベテラン卒業→新人加入期の戦力ダウンは
絶対に避けることができない。
そして時を経てその体制でのスキルアップが完了した時点で、また新たな変化である。
だからモーニング娘。全体のスキルが一定レベルを超えることは絶対にありえない。
「進化」や「成長」を目の当たりにしたいのなら、メンバー個人に注目して、
モーニング娘。本体から目をそらすしかないだろう。
 
なぜ「娘。」から目をそむけるのか。
なぜ「ごっちん」に注目するのか。
なぜ「あやや」を応援するのか。
なぜ「なっち」に期待を寄せるのか。
なぜ「メロン」の雰囲気が愛されるのか。
なぜ「W(ダブルユー)」に幸せを感じるのか。
なぜ……
 
結局自分が見たいのが「進化」と「成長」だからなのだ。
モーニング娘。のやり方が制度疲労を起こしているように、私には思えてならない。