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18禁マンガ

古本屋に行って18禁マンガのコーナーを見ていたら、とある本が目に留まったので買った。
いや、留まったというより何かがあるはずだと目星を付けて探していたのだが。
案の定売ってたね、「ラブ・スペクタクル」。
作者は山本夜羽音山本夜羽玄田生
もっともこの人の場合18禁っていってもちょっと毛色が違うので。
エヴァウテナのパロディやったりもするし。
読んでいくと、なぜか「7days 13hours特別編」ってのも収録されていたりして。
つか、この人の作品はわりと持っていたりするので、いやあ、懐かしいなあとか思いつつ読んだり。
ちなみに私は小林よしのりも読みますよ?……両極端だっつの。
 
山本夜羽音作品というのは富野由悠季作品と似ているところがある。
ロボットアニメが巨大ロボットを出して戦闘シーンさえやっておけば、
表向きはそれ以外のストーリー上の制約がないので好き勝手なテーマのストーリーを表現できるという点で
非常に有利なジャンルであるということを示したのが富野由悠季であるが、
山本夜羽音も18禁マンガにおいて、裸と性描写を出しておけば、
あとは好き勝手なことをやれることに気がついた作家という点では同類ではないだろうか。
要するに男と女が「やる」以外のテーマを持たせた18禁マンガというのは、
本当の意味で大人の鑑賞に堪えうるのではないかと思う。
アニメだと「うろつき童子」もそうかもしれない。
あれなんか性描写をもっと短くしてアクション主体でやれば、それこそ全世代にアピールできる作品だと思うのだが。
ただやってるだけのマンガって、読んでて虚しくないか?