何か作画がおかしかった。
いや、正確にはキャラの骨格が実在する人間のそれに近い感じで描かれていたので違和感をおぼえた、
と言うべきか。
「NANA」に限ったことじゃないけど、マンガのキャラの美しさというのは
生物の骨格として破綻している部分にこそあるのではないかと思う。
完全な整合性を持ったものが無機的な物体にしか見えないのに対して、
どこかずれている、崩れているほうが美しさを感じられるのではないだろうか。
マンガのキャラというのは一種の記号ではあるが、しかし同時に絵画としての側面も持っているはずだ。
だから今回のような、実際の人間に即したような作画をされると違和感ありありなのだ
……なんていうのは穿った見方なのでしょうか？
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